更新日:2020年6月19日
こんにちは。スタッフの寺山です。
6月になり、知床の各観光施設はコロナ対策をとりながら、順次営業を再開しています。
観光は、これまでとは違う新しいスタイルへ移行しつつありますが、ビジターの皆様へ穏やかにご案内できればと「知床トコさん」のピクトグラムを作成致しました。
ビジターの皆様へはお願いごとが多くなることかと思いますが、皆様の健康を一同願っております。どうぞ宜しくお願い致します。
┃「知床トコさん」ピクトグラムのダウンロード
知床の各施設の皆様は、各ピクトのリンクからPDFがダウンロードできますので、印刷してビジターへのご案内に活用ください。
※知床外で利用希望の方がいらっしゃいましたら、info@shiretoko-sustainable.com までお問い合わせくださいませ。

「マスクの着用をお願いします」

「ひと席ずつ、お開けください」

「窓を開けてください 換気をお願いします」

「keep a safe distance」

「keep a safe distance」(カラフル)

「レジ前」(オレンジ)

「レジ前」(角ブルー)

「レジ前」(角オレンジ)
┃ウィルスとの共存、ヒグマとの共存
私は昨年夏まで、知床財団で野生動物や自然環境の保全に携わっておりました。思うに、ウィルス対策とヒグマ対策は似ているように感じます。
知床は世界有数のヒグマの高密度生息域なので、遊歩道でヒグマと遭遇することがあります。ヒグマが出没した場合は、まず遊歩道を閉鎖します。閉鎖するのは簡単なのですが、再開の判断が難しい。
ヒグマは確実に存在するので、リスクがゼロになるわけではありません。専門家の調査で”異常がない”、つまり、”ヒグマは存在しているが、通常程度のリスクである”、という判断で再開となります。
ウィルスも、知床のヒグマ同様、共存せざるを得ない相手です。私たち観光地ができることは、取り組んでいる対策を明示した上で、ビジターの皆さまにルール遵守をお願いすることではないかと考えています。
ビジターの皆さまには、ヒグマの活動状況、出会ったときの対処法などを伝えるサービスが用意されており、安心できる有料のガイド付ツアーに参加するという選択肢もあります。
うまく活用しながら、知床を楽しんで頂ければ幸いです。
寺山
Shiretoko Sustainable
流氷を起点とした、海・川・森の生命のサイクルがもたらす
豊かな恵みの地、それが知床です。
その価値を守り、暮らしている人がいます。

Shiretoko Sustainable オンラインショップ :https://shiretoko.myshopify.com
トコさんグッズ公式ショップ:https://shiretoko.myshopify.com/pages/official-shop