最終更新: 6日前

こんにちは。

一般社団法人知床しゃりです。


新型コロナウィルスの感染拡大はとどまることを知らず、感染防止対策としてもマスクは必需品となっています。

接客業においても、コロナ以前はマスクを着用しての接客はマナー違反とされることもありましたが、このコロナ禍ではマスクを着用しての接客スタイルが常識となっています。


そこで、斜里町内の事業者の皆さまへ、知床トコさんがデザインされたマスクを無料で配布させていただきます。


詳細は以下の通りです。



┃マスクの種類

サイズ・カラーの違う3種類のマスクからお選びいただくことができます。




①Mサイズ 白






②Mサイズ 青







③Lサイズ



こちらの3種類の中から、従業員1名につき2枚まで配布させていただきます。



┃配布方法

■配布日時

 1月29日(金) 10:00~


■配布場所

 ・道の駅しゃり窓口

 ・道の駅うとろ・シリエトク観光案内所


■配布日当日、受付申請書に必要枚数をご記入いただき、お渡しとなります。


※配布の際、袋のご用意がないので各自エコバッグなどをご持参ください。

※事前に一般社団法人知床しゃり(0152-26-9970)までご連絡いただき、こちらから配達することも可能です。



接客業に従事する方々にトコさんデザインマスクを着用していただくことで、一体感が生まれ町のイメージ向上に繋がることが期待されます。

トコさんマスクで、斜里町を明るく盛り上げていきましょう。

































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  • mariehirano

最終更新: 2020年12月14日

こんにちは!スタッフの平野です。


残すところわずかとなった2020年。

各地で10大ニュースなどを振り返る時期になりました。


今年知床で印象的だったできごとのひとつに、知床ごみ拾いプロジェクトがあります。


ヒグマが路上のごみを食べてしまったニュースをきっかけに、斜里町内の各地で有志が集まり定期的にごみ拾いをしました。

参加者はSNSで広がり、他のごみ拾いグループとも協力し、後半は観光客の方も参加してくださり、けっこうな量のごみを集めました。

集めたごみの前の記念撮影は、なかなかの達成感。しかし「ところでこのごみってどうなるんだろう」という声が上がりました。燃やす?埋め立てる?もしかして、ゴミを集めて動かしただけ…?

そんなわけで、

先日12月3日、斜里町内にあるふたつのごみ処理施設の見学に行ってきました。

私たちの日々の暮らしの中で必ず出る様々なごみが、どのような道をたどり、どのように処理されているのか?

「大人の社会科見学」のような感覚で、楽しんでお読みいただけると嬉しいです。




午前9時、斜里町リサイクルセンター。


知床の玄関口・知床斜里駅より約1kmという立地にあるこちらの施設では、缶やビン、ペットボトル、容器包装プラスチック、新聞や雑誌などの紙類といった無料で回収しているごみが集められ、リサイクルのための圧縮加工処理などがおこなわれています。

快晴ですが寒い朝。働く方々はそれぞれ暖かそうな作業着で仕事にとりかかります。


ビンは白いもの、茶色のもの、その他のものの3種類に分別しています。


缶を圧縮するこちらの機械、その名は「CANPECO」!

もちろん「缶をペコッ」とさせるのでカンペコです。ネーミングセンスが光ります。


缶を投入し、


こうなります。

スチール缶は1kg10円以下ですが、アルミ缶は1kg30円という値段がつくそうです。



缶の処理をする際に最も困っているのが「中身が残ったままの缶があること」とのこと。ジュースなどの甘い香りに誘われ、特に夏場は虫がたくさん寄ってきてしまうそうです。必ず中身は空にして、サッと水ですすいでから捨てる。私たちのちょっとしたアクションひとつで、作業する方の負担がかなり減りそうですね。



次はペットボトル。山のように積み上げられています。

さて、この方たちはどんな作業をしていると思いますか?

なんとここでは、袋の中をチェックし、ペットボトルのキャップを外すという作業をおこなっています。

缶と同様ペットボトルも機械へ入れて圧縮されるのですが、とても硬いキャップ。機械の中に入ってしまうと、機械の故障の原因になってしまうそうです。

「キャップを外す」。とてもシンプルなことですが、外すだけで喜ばれるというのが現状。外すのって当たり前のことじゃないのか…と思ってしまいました。

チェック済みのものがどんどん投入されていきます。


しばらくすると、このような状態で出てきます。


ひとかたまり約13~15kg。

燃料にすることもできるそうですが、斜里町のペットボトルは衣類の繊維の原料として使われています。


こちらは容器包装プラ。やはり山積みです。


同じように機械へ。


圧縮後。もはや言葉になりません…



外には小型家電も。

小型家電の定義はコンセントのあるもの・電池で動くもので、重量30kg未満のもの。現在は無料で回収。まだ使えそうなものがたくさんあるな、というのが率直な感想。



リサイクルセンター内を一通り見学させていただいた後、車に乗り、次の目的地であるエコクリーンセンター・みらいあーるへ移動します。

市街地より国道244号をしばらく南下していくと現れるみらいあーる。


粗大ごみのインパクトが大きかったです。小型家電同様、どれもまだまだ使えそう…。


斜里はなぜか布団のごみが多いそう。今年は自宅で過ごす時間が増えた分、家の中の整理をする人が増えたせいか更に多かったとのこと。



次に生ごみの処理をしている建物の中に入ります。

斜里町では生ごみは堆肥化しているため、生ごみはネットなどから出し、専用の袋に入れて回収しています。

回収車から槽の中へどんどん生ごみが放り込まれていきます。きつい臭いだろうな、と事前に想像はしていましたが、それをはるかに上回る臭いでした…。これが人間の残した食べものたち。食べ残しのないようにしなければ、と改めて思わされます。


生ごみと一緒に、こちらのバークという樹木の皮を混ぜて発酵させていきます。


約2か月という時間をかけ、堆肥ができあがります。


回収された時点で生ごみの袋の中に水が多く入ってしまっていると、最終的に上の写真のようにここで水たまりができてしまうそう。水をできるだけしっかり切ってからごみ袋に入れてほしい、とのことでした。

また、生ごみは観光事業が盛んだとどうしても多くなる傾向があります。人口だけでなく、町の特色によってごみの傾向が変わるというのはとても興味深いなと感じました。



次は一般ごみ。

最も量が多いように感じました。1日最大10tという量を処理します。


この大きな筒状の機械が高温高圧処理機。一般ごみから、燃料ペレットを生成します。

投入されたごみを回しながら熱と圧を加え、生成物に分解していきます。



ものすごい熱気です。


混入している金属類を磁力で取り除き、残った生成物がペレットとなります。ペレットの半分はこの施設内の燃料として再利用されています。



そして最後は「最終処分場」。



粉砕した粗大ごみや再利用できないごみは、最終的にここへ埋め立てられます。この辺りにはまだ使える食器がありました。また、洗えば再利用できるビンも多数。


そして「最終処分場」とは言っても、ここに埋め立てて終わりではありません。


この上に雨や雪が降ると水が溜まります。その水はつまり「ごみに触れた水」。そのまま土に浸透していってしまわないよう、柵内には遮水シートが敷かれており、溜まった水を綺麗にするという作業もおこなわれています。

ただしそれはすぐに完了するようなものではなく、数十年単位の時間がかかってしまうものなのだそうです。


ごみは「ごみ袋やごみ箱へ入れたり、ごみ捨て場に持って行けばそこで終わり」と、つい感じてしまいがちですが、その先はとても長く、捨てているというより、地球の上に溜めている、という認識を持つべきだなと私は感じました。



最後になりますが、皆さんは5Rについてご存知でしょうか?



1.Recycle(リサイクル)

まずはこういった最終処分場に来るごみを減らすためにリサイクルできるものはリサイクルにまわすこと。つまり、分別ルールを守り、洗えるものは洗って出す。


2.Reuse(リユース)

まだ使えるものは、使いたい人に譲るなどそのままの形で使える方法を探す。

リサイクルショップなどがあれば理想的ですが、現状斜里町にはそのようなお店はありません。今後、フリーマーケットなどができるようになることを願うばかりです。


3.Reduce(リデュース)

ごみが出る量を少しでも減らす。使い捨てのものを使わないようにしたり、詰め替え用などを選ぶ。ペットボトルを買わずタンブラーを使ったり、my箸を持ち歩くなども良いですね。


4.REPAIR(リペア)

ごみになるまでの時間を少しでも長くする。壊れたものを修理して長く使い続けるのってとてもカッコイイと思います。


5.REFUSE(リフューズ)

ごみになってしまいそうなものを断り、受け取らない。レジ袋を断るのもそうですが、軽い気持ちで買い物をしない。



私個人としては、この「REFUSE」を大切にしたいと思っています。時に、断るのに勇気がいる場面もあります。また、自分がどんなものを好きで、どんなものなら長く大切に使えるだろう?と考え買いものをするのは、自分と向き合うことでもあり、決して楽なことではないかもしれません。

ですが私は、そうやって自分のことを改めて考えてみて自分について何か再発見があると楽しいなと感じますし、ちょっとしたゲーム感覚で「いかにこの1週間でごみの量を少なくするか?」なんてチャレンジをしてみるのも面白そうです。


いかに楽しくやるか、がキーワードなのかもしれませんね。


今回は「知床ごみ拾いプロジェクト」の一環として施設見学させていただきましたが、今後もっと幅広い方々にも見学していただける機会を設けられたらいいなと考えています。そのときはまたお知らせさせていただきますね。






少しでもごみとなり捨てられるものが減りますように。



Shiretoko Sustainable


流氷を起点とした、海・川・森の生命のサイクルがもたらす

​豊かな恵みの地、それが知床です。

​その価値を守り、暮らしている人がいます。

Shiretoko Sustainable オンラインショップ :https://shiretokoshop.com

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スタッフの寺山です。


知床では紅葉もほぼ終わり秋終盤を迎えました。雪虫が冬の気配を運びだした10月26日、知床財団さん主催の「たまには山に恩返し in 知床」に参加しました。

いつも遊ばせてもらっているフレペの滝遊歩道を修復する「道直し」作業です。

「道直し」作業後のフレペの滝遊歩道

「たまには山に恩返し」


自然を感じるには自分の足で歩くのが一番ですよね。

ただ日頃文明の中で快適に暮らしている私たちが、野生動物のように道なき道を入っていくのはちょっと無理。そこで登山道や遊歩道にお世話になるのが一般的です。

人が歩けば道ができ、踏まれた場所はまわりより少し低くなります。雨が降れば低くなった道を水が走り、道はいつしか谷のように侵食されていきます。つまり登山道や遊歩道を快適に使い続けるためには、時折「道直し」が必要なのです。


いつもお世話になっている登山道の侵食に心を痛め、自分たちでできる恩返しを模索して始まったのが、ボランティアによる登山道の道直しイベント「たまには山に恩返し」です。今回は、知床財団さんが企画し、北海道・大雪山で10年前から活動の中心となっている3人の方を知床に招いていただきました。


大雪山・山守隊 代表の岡崎さん




近自然工法とは


道直しの作業は、近自然工法という考え方に基づきます。

作業にはコンクリートや杭は極力使わず、地形を活かし、水の流れを読み、周辺にある石や倒木を用います。 自然に近い整備方法、という理解をしていたのですが、その目的はもっと深く、施工後、時の流れとともに自然に近づいていくことを目指しているとのこと。

詳しくは一般社団法人 大雪山・山守隊のサイトをご覧頂きたいのですが、施工することで生態系が復元し、自然が再生していくことを志す、この工法の哲学と呼ぶべきものに深く共感しました。


近自然工法の実践には 「膨大な観察から生まれる自由な発想」が必要とのこと




実際の作業の大部分は材料となる石や倒木の運搬です。遊歩道には車は入れませんから、人力で運びます。石の重みで体中の筋肉が軋み、翌日は全身筋肉痛に見舞われる重労働でしたが、参加者で励まし合い、交代しながら、道が変わっていくのは達成感のある楽しい時間でした。



1日の作業で、いつもちょっと不安を感じながら歩いていた部分が、とても自然で快適な道になりました。出来上がったのは、道そのものと、自分たちの使うものをちゃんと賄おうという仲間意識。 近自然工法、素晴らしい!


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